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「Extreme HARD GLASS CD」《高品位ガラス製音楽CD》(通称ガラスCD)〜高級光学ガラスで、CD本来の高音質を再現 
録音家 : 福井 末憲

●CD音質と音楽ダイナミクス感に大きく関与する、樹脂の「複屈折」
CDの基材は、ガラスより光透過度の良いプラスチック(ポリカーボネイト)樹脂を溶融成形して大量生産(約4秒/1枚)されますが、問題は、溶融後の構造的歪(ゆが)みによる高「複屈折(ふくくっせつ=屈折乱反射)」現象です。
近年流行の高品位樹脂素材では、その高い透過度ゆえ「複屈折」に更なる輝きを増し、樹脂構造もモロく、全く良いことはありません。
また、ガラスと同じように見える、水晶(クリスタル)や石英は、強い結晶構造体のため、さらにたちの悪い複屈折の発生が生じ、ガラスCD/SA-CD用基材にはオーディオ的に良くありません(ポリカの方が良好です)。
デジタル・オーディオであるにもかかわらず、製造工場の違いで生じる、あるいは採用基材で異なるCDの音質差問題を、20数年にわたり探求してきた筆者は、この「複屈折」現象がCDオーディオの再現性に大きく関与していることを付きとめました。
CDピット成形の良し悪しやジッター、偏芯など基本的な電気・物理特性は、良いに越したことはありませんが(規格保証範囲内であること)、この「複屈折」現象に比してオーディオ的には大した問題ではありません。
樹脂加熱溶融製造にて「複屈折」が物理的に発生してしまうCDは、どのように優れた樹脂を採用しても再生音が濁ったり、妙にキラメキある音質となったり、不自然に音質の鮮度を劣化させます。
「複屈折」は勢いに比例し、圧縮したように音楽ダイナミクス感を音量の高い(大きい)方に圧迫して持ち上げ固まりのように寸詰まった再生音としてしまいます。ポップス/ジャズ系音楽では、「一聴して音量感豊かに・・・」と、聴かれますが、幾度も反復して聴かれるとその音量感と音質の不自然さに気付きます。

●「何ゆえ、CDに高価なガラス基材を使わなくてはならないのか?」〜それは、「CDは超精密光学製品」だからです。
ガラスCDに採用の高級光学強化ガラス基材は、クリスタル(水晶)の様な結晶構造ではなく、「純水(じゅんすい)のようにクリア」で、入射光線に対し「複屈折」を全く生じません。
且つ安定したガラスの固体物性から、ディスクに照射されたレーザー光線を歪めること無く反射させ、完璧な情報を読み取ることを可能とした理想の光学ディスク基材です。
結果、オーディオ的な効果として、非常に鮮度が高く安定した再生音と、リニアリティ(直線性)の良い自然体の音楽ダイナミクス特性を忠実に再現できるようになりました。
加え、ガラスCDは、高耐湿性で変形が無く傷付きにくいことから、ディスクの耐久性に優れ、通常のガラス器製品と同様の取扱い条件下において、歴史を超え、孫子の代までいつまでも、新鮮で高品位な音楽再生を実現します。

●高品位ガラス製音楽CD「Extreme HARD GLASS CD」のアルミ銀鏡フェイスには理由(わけ)がある
「Extreme HARDGLASS CD」は、CD本来の高音質を探求のため、あえてアルミニューム・スパッタを採用いたしております.
それは、CDやSACDのレーザービームは可視光線範囲内であり、せっかくの高級光学強化ガラスと鏡面で反射されたビームがカラーリングされないための配慮からです.
例えますと、「どんなに裕福な奥方様も鏡に黄金鏡面はお使いになりません.必ず銀鏡をご使用です.金色に反射する鏡でのお化粧顔は仕上げてオバケ顔になってしまうからです.」
CDやSACDの反射面も同様で、金鏡面は、物理特性として反射率は向上しますが、反射した光線はカラーリングされ、自然体な高音質再現には不向きと考えるからです.
デジタル・オーディオの世界で、このようなアナログ的オーディオ作用が診られるのも、ヒトの聴覚がいかに優れているかを物語っています。ガラスCDはあくまで光学製品であり、それゆえに、光学製品としてあるべき基本原理をどれ一つ見逃しても 高品位ガラス製音楽CD「Extreme HARD GLASS CD」ブランド名を名乗ることはできません。

●「ガラスCD」〜高品質な光学ガラス基材採用と、販売価格対価音楽著作印税から成る、たいへん贅沢な音楽プログラム・ソースです
高価で高品質な光学ガラス基材採用と、時代を逆行する「手創り」での生産体制(1日15枚程度)から、ガラスCD1枚あたりの製造コストは数万円となります(高級あつらえ眼鏡と同じです)。
加え、現行、販売価格の30パーセント近い音楽関係印税支払いならびに意匠などにより、商品としての市場販売価格は、最低でも10万円程度と高額で贅沢な音楽プログラム・ソースとなります。アーティストや原盤元に対し印税支払いと法制へのあり方をご考査いただくか、高品質な光学ガラス基材採用を断念するか・・・。優れ正統なガラスCD製造販売存続と維持のために、この価格体系を下げることは今後共に不可能な状況です。
このように、奇抜で並み外れた意匠のCDのため、筆者は、この《高品位ガラス製音楽CD》を、「Extreme HARD GLASS CD」と命名し、高品位で高音質なガラスCDの「ブランド」名といたしました
ディスクの改造改良には、何かと費用がかかるものです。CDをガラスCD化で改善のために、プラントへの設備投資と維持管理に膨大な費用を要します(製造工場)。
筆者は、究極のCD/SACD音質改善プロジェクトをライフ・ワークとして手がけています。音楽・オーディオ・ファン諸兄、ならびに音楽業界各位のご理解により、CD/SACDを、ガラス・ディスク化により、高品位な永久保存メディアとして地球規模で育て上げて行きたいと切望いたしております。今後とも、筆者の音楽とオーディオの「夢」に対しまして、ご支援をいただけましたら幸いです。

 
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